【禁煙失敗談から学ぶ】最低限お伝えしておきたいニコチン依存の怖さ

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ニコチンの怖さ

あなたは喫煙者でしょうか?

ここ数日、タバコ関連の記事を投下しているので色々と参照していただきたいのですが、僕もいまだにガッツリ喫煙者です。

そして、↑の記事に書いたのですが、禁煙は何度も挑戦しています。

しかし、その都度失敗。

禁煙の最大の難しさ。それは、死ぬまで吸わないことだけが禁煙の成功であることです。

禁煙して、10年後にまた一本吸ってしまえば禁煙失敗。吸ったその瞬間から喫煙者に逆戻り。

なんと恐ろしいことでしょう。

ただ、実際にピタっとタバコをやめられた人にとっては「簡単だったよ」などと思うかも知れません。

そしてその禁煙の簡単さこそ、ニコチン依存度に依ると思います。

もうここでは具体的に話を進める為に正直に書いちゃいますが、僕がタバコを吸い始めたのは中学生の時からでした。

それが30代に突入した今まで吸い続けているわけですから、依存度はかなりのもの。

かなり、なんてものじゃないですね。生活の一部です。確実に。

こうなると、禁煙は本当に楽じゃありません。

ニコチンの依存度というのは、ヘロイン、コカインに次いで三番目に強烈なのだそうです。

アルコール依存や覚せい剤依存よりもヤバイヤツなんです。

道理でやめられないわけです!(←と、開き直ってはいけませんが)

今回は、僕の禁煙失敗の際の実体験を書きたいと思います

そしてそこから、何かしらニコチン依存の恐ろしさを少しでも感じ取っていただければ幸いです。

ニコチンが切れ、常識が欠如する

「タバコもらっていいですか?」

数年前の話ですが、僕は禁煙しました。

ツライ初日を乗り越え、2日目だったと思います。

禁煙したてというのは、案外気分爽快に感じる事も多いです。

「おれはクリーンになるんだ!」

みたいな謎のうれしさもありますから。

そして街を歩いていて、屋外にあるタイプの喫煙所の前を通ったのです。

「ふん、時代遅れなヤカラどもがむらがって吸っていやがるぜ」

ぐらいな気持ちで通り過ぎようとしたのですが、鼻にふうっとタバコのニオイが入ってきました。

その瞬間、頭の中は一気にタバコに支配されてしまいました

前回の記事でも書きましたが、禁煙というのはいかにタバコの事を忘れられるかが勝負の分かれ目だと僕は思っています。

脳内のニコチン欠乏状態は深刻で、一刻も早くニコチンを摂取せよと指令を出しまくっています。

しかしタバコの事を忘れている時間は、比較的その指令も無視できるのです。

ただしニオイを嗅いでしまった日には……

僕はもう憑りつかれたかのように喫煙所のスペースに入っていきました。

もちろん、禁煙する為に全てのタバコやライターは捨てているので何も持っていません。

そして、憑りつかれた僕は迷わずに一人のタバコを吸っているおばちゃんの元へ歩いていき、

「すみません、タバコもらってもいいですか?」

と言ってタバコをもらったのです。

もちろん、おばちゃんはドン引きしてましたし、それ以上に恐怖を感じていたかも知れません。

しかしその時の僕にはそんな事への配慮は出来ない状態で、ただひたすらに一本のタバコ、一口の煙が欲しかったのです。

――今振り返っても、恐ろしいし恥ずかしい話です。

お店を閉めてでも買いに行く

次はそんなに昔ではない話。

僕はまたまた禁煙しました。今度は本当、一生吸わない、と誓って。

その時は、あえて仕事が忙しく、店舗に一人で出勤しなければならない状況が多い週を選んで禁煙しました。

自分を物理的に吸えない状況に追い込んだわけです。

どんなに吸いたくなっても、タバコを持っていないし一人でお店に出ているから閉める事も出来ませんから。

しかし……ご察しの通り、僕はニコチンデビルに憑りつかれ、何の迷いもなくお店のシャッターを閉め(商業施設内のお店だったのでバレれば罰金です)、少し遠いコンビニまで亡霊のような目でタバコを買いに行ったのです。

常識?

そんなものはニコチン様の強烈な誘惑の前ではゴミみたいなものです。

もうこれクスリだろ、という症状が出る

ニコチン切れが暴走ダンス

禁煙を経験している方ならわかるかと思いますが、ニコチンを断ってしばらく経過すると変にテンションが上がったり、落ち込んだりと感情の起伏もぶっ壊れることがあります。

ある日禁煙していた僕は、数日間を乗り越えて意気揚々と働いていました。

しかし何度も「吸いたい」の波はやってきます。

それを紛らす為に、身体を激しく動かす事が有効である、と僕は気付いていました。

そこで、タバコを吸いたくなる波が来る度に、お客さんから見えない位置へ行って謎のヘンテコダンスを全力で踊って吸いたい願望を霧消させる作戦をするようになりました。

もうオチはわかりますね。

ある日全力で「すぅぅいたくなぁぁい」などと奇声を上げながら踊っていたら、見えない位置であったはずだったのに、うっすら空いたカーテンの隙間から、他店舗の前に並ぶお姉さんと目が合いました。

こっちはヘンテコ全力ダンスの最中。あっちはめっちゃ呆然とこっちを見てる。

穴があったら全力で飛び込んでそのまま宇宙空間で窒息沸騰爆発死したい気分でした。

幻覚見る

その日は禁煙1か月目。

こんなに続くことは滅多にありません。

もうその時の僕の中ではほぼ禁煙成功したような気持ちでいました。

タバコ吸いたいなぁ、と思う頻度も減っていました。

勝ちパターン(人生で一度もタバコに勝ったことは無いわけですが)。

しかしそんな僕の努力も、悪意のない些細な一言で壊れることがあるのです。

「もう我慢しないで吸いな、ほんとに。吸ったって俺は何も気にしないから」

こう僕に言った人物というのは、僕の会社の社長で、僕に禁煙しなよ、と言ってきた張本人でもありました。

社長に言われたから強制的に――という事では全くなかったのですが、じゃあ止めてみますよー、という軽いノリで禁煙し始めて、思いのほか上手くいっていたのです。

それが、上のような事を禁煙一か月目に言われたのです。

その瞬間、僕の頭の中は真っ白になりました。

そうだよなもういいよな吸って社長もいいって言ってるし別に社長の為にやめたわけでもないしでもここまで頑張れたんだから妻の為にもこのまま止められた方が何かとプラスな気もするけど社長はいいって言ってるし別に社長の為にやめたわけじゃないしどちらかと言えばもう吸いたくないしでも一本だけ吸ってみようかな一本だけ吸ってまずければもう吸わないしそうだなそうしてみようかなでもでもでも吸いたい吸いたい吸いたい吸いたい

↑このように、頭の中はカオスです

ただひたすらに、タバコの事しか考えられなくなります。

まさに葛藤ってやつですね。

そして、最後には大体勝っちゃうのです。ニコチンが。

その帰り道。

依然、僕の頭の中では「吸う、吸わない」の葛藤が延々と繰り返されています。

これぞ禁断症状、という感じで、本当にそれ以外の事が考えられなくなり、世界もぼんやりとしたものにしか見えなくなるのです。

それを治すには、タバコを吸う以外にない。

そんな気にさせる、ニコチン最恐のワザです。

そんな支配された頭でとぼとぼと帰路についていた時、目の前から僕の実の弟が歩いてきました。

「え、なんでこんなところにいるの?」

と思いましたが、どう見ても僕の弟。

弟は遠く離れた実家にいるはずで、仕事終わりの遅い時間に僕の家の近くにいるはずはない。

ちょっと怖くなったので弟に声を掛けるのはやめて、久々にメールしてみました。

「今、○○のところにいた?」

と。返事は、「そんなわけねぇじゃん」でした。

まさか幻覚? ニコチン切れごときで?

そして僕は迷わずタバコを買いにコンビニへ向かいました。

まとめ

一度吸い始めてしまったら、抜け出すのは容易ではありません。

特に僕のように成長期途中で吸い始めてしまうともう最悪です。

やめよう、と決意して、実際に禁煙をし始めるとすごくよくわかるニコチンの恐ろしさ。

支配されてる?

そんなわけない。

僕らは自分の意志でタバコを吸っていると思いたい。

しかし禁煙すると明確にわかる。

僕らは支配されている。

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