僕達人間は、本当に不思議な生物です。
解明していないことが沢山あり、ある意味僕らは自分の身体の仕組みをよくわからずに生きていると言っても過言ではありません。
まぁ、動物などはそのように「自分はなぜ生きているのか?」などとは考えないわけですが。
今回は、え? それもわかってないの?というような最低限知っておくと面白い人体の謎や不思議についてです。
血液型の謎
海外ではそうでもないと聞きますが、日本人は大好きな血液型。
血液型というものが存在して、それぞれの血液型による差というのも解明されてきています。
しかし、
なぜ血液が血液型といういくつかのパターンに分かれているのかは解明されていません。
冷静に、神の視点で考えれば、血液型なんて一つにしといた方が何かと便利ですし(輸血とか)、種の保存という観点から見ても長生きしやすいような気がします。
神「ふっふっふ。君達はなぁんにもわかってないなぁ」
とでも言われそうですが。
とにかく、血液型がある理由というのはわかっていないのです。
人間の女性に生理がある謎
女性特有で、かつデリケートな現象でもある生理(月経)。
これだけ思考力もあり哲学的な事も考えるような高度な知力を持ち、高度で複雑な機構を多く備えた人体を持つ人間ですが、なぜ女性に生理があるのでしょうか?
そもそも生理(月経)がある生物の方が実は少なく、一部のサルやネズミ、一部のコウモリだけです。
多くの女性は生理で大変な思いをしますし、なければいいのに、とすら思う女性も多くいます。
生理がなく妊娠、出産できればもっと人口も増えるのでは? なんて安易に男の僕なんかは思っちゃうのですが。
なぜ人間の女性に生理があるのか、これもまたハッキリと理由がわかっていないのです。
なぜ精子は卵子に辿り着けるのか?
生理繋がりで妊娠に関する大きな謎も。
妊娠する為に必要な精子と卵子のお見合いですが、なぜあの透明なオタマジャクシのような精子が、卵子に辿り着けるのか、解明されていません。
卵子から何らかの誘導するような物質が出て、精子を導く作用というのは他の生物ではわずかに確認されているのですが、人間もおそらく同じような物質が卵子から出されているのだろうと仮定はされていますが未だ未解明。
もちろん目なんて精子にはついていませんから、見ているわけではない。
ヒトにあってほかの生物にないもの。
そうか! 心で見てるんだ!
とかだったら面白いんですが。ヒトならではということで。
以前に妊娠についての記事もあるので併せてご覧下さい。
あくびは何の為にしたくなるのか?
次はあくび。
実は、明確になぜ人があくびをするのかは解明されていません。
他の多くの動物では、何らかのストレスが掛かった場合や、戦うような場面では頻繁にあくびのような行動がみられるのだそう。
人間はどうか? と言えば、やはり代表的なのは眠い時です。
これは、まだ解明されてはいませんが脳が寝不足などで負荷が掛かったり熱くなってしまいっている温度を調節するためにあくびをする、という説があります。
しかしそれだけでは説明できません。
他にも、他人があくびをしたときに「うつる」こと、ありますよね?
うーん、あくびって一体何なのか? 謎です。
圧倒的な謎、クオリア
僕的に考えていて一番ロマンを感じ、また考えれば考えるほどドツボにはまってパニックになっちゃうのが、クオリア。
クオリアを正確に言葉で言い表すのは難しいのですが、日本語だと感覚質と呼ぶそうです。
ちょっとクオリアを説明する為に例えます。
例えばあなたが音楽を聴きました。
すごく良い音楽だな、なんだか気持ちいい感じだな、とあなたは思いました。
その、〇〇〇な感じだな、というのがクオリアです。
もう1つ例を。
あなたは柔らかくてスベスベのタオルを手のひらで撫でました。
ああ、スベスベで好きな感触だな、と感じました。
そのあなたが感じた スベスベで好きな感触だな というのもクオリアです。
つまりは、あなたの主観で感じた事ですね。
あなたが感じた触り心地、聞こえた感じ、見えた感じ、これら全てがクオリアです。
当たり前ですが、日々の生活の中で、おそらく人間皆感じている当たり前の感覚です。
しかし、こうした感覚というのはあくまでもあなただけのもの。
美味しい物を食べて、美味しい! と感じたとします。
一緒に食べていた友達も、美味しい! と言っています。
しかし、それがあなたと同じ感覚であるかどうかは調べようがないですし、科学的にも全く同じ感覚だったかを証明する術が無いのです。
もっと頭が混乱するような事を言えば、この色とこの色の違い、あなたなら赤と青と答えるかも知れませんが、違う人が同じ色味を見て「赤と青」と言っているのかどうかは科学的にも証明しようがない、ということです。
ぜひ、この答えの出ない不思議なクオリアに興味が沸いたらご自身でも調べてみて下さい。
科学では到底触れることのできない、ヒトが見ちゃいけない世界みたいなものを垣間見れます。
不思議な感じ(←クオリア)。
まとめ
最後はクオリアのせいで頭がパニクりましたが、僕らは自分の身体の仕組みのことを全然理解などしていないのです。
実に不思議な生き物です、僕らは。
だからこそ、生きる意味、生きていることの意味を探しながら過ごしていくのでしょう。
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