納豆について最低限知っておきたい雑学・豆知識

海外の方にはうげぇ、というリアクションされがちですが、多くの日本人が愛して止まない冷静に考えればとても不思議な食べ物、それが納豆です。

しっかりと混ぜ混ぜした納豆をあったかいご飯にかけて頬張る。

日本人に生まれて良かったぁ!と叫びたくなるような至福の瞬間です。

しかしまだまだ納豆については知らないこともあるはず!

そこで今回は納豆についての最低限知っておきたい豆知識と雑学をご紹介いたします。

今日の食卓での豆知識にもどうぞ。

納豆は手軽に食べれて栄養バランスも良い万能食材

まず最初に納豆にはどのような栄養が入っているのかを簡単におさらいしておきましょう。

納豆には

タンパク質、食物繊維、ビタミンB2、ビタミンE、ビタミン系、ビタミンB6、カルシウム、マグネシウム、カリウム、鉄分、イソフラボン、サポニン、レシチン、ナットウキナーゼ

などが含まれています。

タンパク質や食物繊維だけでなくミネラルも非常に豊富に含まれている納豆。

いかに優れた食品であるかは昔から愛され、かつ万能であると言われ続けていることなので間違いありません。

さらに納豆特有のナットウキナーゼには血管の中の血栓を溶かす働きがあり、心筋梗塞などにも効果がある優れたスーパー酵素です。

これがあの小さな45gのパック内に入っているのですから、食べないのはもったいない!

ちなみに、ナットウキナーゼは熱に弱いです。ナットウキナーゼを摂りたい!と考えている場合には熱する調理はせずに常温で食べましょう。

納豆にまつわる豆知識・雑学

大豆食べてりゃいい? いえいえ、納豆の方がすごいのです

納豆は大豆から作られていることを皆さん知っていると思います。

だとしたら大豆だけ食べてればいいんじゃないか?

思う方ももしかしたらいるかもしれません。

しかしそれは大きな間違いで、納豆と言うのは大豆を発酵させて作られています。

この発酵により大豆にはない様々な成分ができたり、大豆が本来持っていた栄養をさらに増やしたりと大豆時代の面影などないほどにド派手に生まれ変わっちゃっているのがナットウキナーゼなのです。

例えば覚醒した大豆だけが持つことが許されるナットウキナーゼ、さらに納豆菌の作り出すビタミンK2などは大豆が納豆に覚醒した時に与えられる栄養です。

キムチやヨーグルトなどの発酵食品全般に言えることですが、発酵ときう現象は食材の隠れた力を引き出すとんでもなく優れた加工方法なんですね。

納豆は弥生時代に偶然生まれた?

納豆は一体どのようにしてできたのか?

これは様々な説があるのですが、有力な1つの説が弥生時代に生まれたと言う説です。

弥生時代の住居と言うのは藁が敷き詰められた住居が使われており、温度や湿度も炉があるために高く維持され、菌が繁殖するのに適した環境になってしまっていたのではないか。

さらに、煮た豆を藁で包んで保管していたところ偶然菌が繁殖してしまい、糸を引く納豆ができたのではないか、という説です。

非常に面白い話ですしそれっぽいのですが、なによりも糸を引いて臭くなってる煮豆を食べてみようと思うその勇気がすごいと思います。

足の臭いが納豆みたいなのは同じ成分が臭っているから

足から納豆みたいな激臭がする!

そんな話よくありますよね。

過去にこのブログ内でも足の臭いに関する記事をかきました。

記事内にも書かれていますが、足の臭いは様々な菌が最強のハーモニーを奏でて作られるのですが、中でも「イソ吉草酸」というのがわずかな量でも凶悪な臭いを放つボスクラスのくさくさ菌。

この「イソ吉草酸」は足がクサイと感じる主原因と言っても過言ではないほど強烈で、発生するメカニズムは足の角層の中のアミノ酸を常在菌が代謝した際に発生する、と言われています。

とくに悪いことが起きているわけではないのですが、角質や菌が多く残っている時に発生しやすいということなので、やはり清潔にしておくのが最良です。

納豆も、ほんの少し口の周りやお箸などについているだけでもすごく臭いますよね。

納豆にはピラジンというほうじ茶やコーヒーなどにも含まれる香気成分が多いのですが、香ばしいリラックスな香りよりも、やはりあの足に近い臭さが目立っちゃうのがなんとも切ないです。

卵と一緒に食べない方がいい、という噂の真相は?

僕の中での結構な衝撃だったのが、納豆と卵は一緒に食べない方がよい、という話。

なぜ衝撃だったかと言うと、すごく好きな食べ方だったからです。

さてこれは一体どういうことなのかと言うと、

納豆に含まれるビタミンの一種であるビオチンの吸収を、卵の卵白に含まれるたんぱく質の一種であるアビジンが妨げてしまう

のだそうです。

あーもうこれ最悪だ。もう二度と卵かけ納豆ごはんやれませんわ。

――と、僕も一時期は消沈していましたが、しっかり調べてみるとどうやら「気にしなくてもいい」というしっかりしたお話もありました。

というのも、確かにアビジンがビオチンの吸収を阻害するのは事実なのですが、基本的に普通の食生活ではビオチンが不足するようなことは起きにくく、納豆卵ごはんで少し吸収されなかったビオチンがあったとしてもそんなに気にすることでもないようです。

有象無象の様々な情報が飛び交うネットですから、不安な方はしっかり調べましょう。僕はいくつか読んだ中で、管理栄養士さんが監修しているこちらの記事が読みやすく、説得力もありました。

ただ、ビオチンが吸収されにくくなるのは事実。

やはり気になってしまう人は、納豆と卵を合わせて食べるのをやめるか、卵黄だけ使うか(卵白にアビジンが含まれている為)のどちらかにしましょう。

結局のところかき混ぜる意味はあるのか

諸説と体験談が入り乱れて大乱闘になりがちなのが、納豆を混ぜる意味についてです。

僕はめんどくさいので、最低限簡単に混ぜたら深追いはしません。

妻はかなりの回数かき混ぜて食べてます。

その方が絶対にうまいから、だそうです。

で、このかき混ぜることに意味はあるのか?という問題ですが、結論から書けば

うまみ成分は増えるから美味しくなるのは事実。でも栄養面では変化なし。

みたいです。

食べるからには美味しく食べたいですからね、かき混ぜた方がいいのかもしれません。

ただ、多くても100〜200回ぐらいかき混ぜるぐらいにしておいた方がよいです。

理由は、うまみ成分が増えるのも限界があるのと、あまりにも多く混ぜてしまうと納豆の粒が粉々になって食感が悪くなるからです。

なにごともほどほどに。

そして、僕のようなめんどくさがりさんは混ぜなくても全然問題ないです。

食べる前30分ぐらい前に冷蔵庫から出して常温で少し置いておくと納豆の菌が活性化して腸などには効果的。混ぜる回数増やすよりも少し常温放置を癖づける方が良さそうです。

まとめ:くさくても愛すべき万能食材納豆を食べよう

においが苦手で食べない、という方もいるかも知れません。

僕は本当は毎日お昼に食べたいぐらいなのですが、やはり少しでも接客を伴う仕事をしているとなかなか食べにくい食べ物であります。

しかし、発酵という実に強い進化をした納豆を食べないのは本当に勿体ないのです。

ごはんと一緒に食べなきゃいけないなんてルールもないわけですから、本当に気軽におやつや小腹が空いた時に食べちゃってもいいと思います。

僕はよく納豆をサクっと食べるのですが、その時の洗い物を減らすために割りばしを納豆の為だけにストックしています笑

おいしく楽しく好き勝手に、どんどん最強万能食材の一つである納豆を食べましょう!

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