僕は甘酒が大嫌いです。
かつてお正月に家族で初詣に行った際、一杯の甘酒を飲まされました。
それはアルコールも少し入っている甘酒で、変な臭いもするし飲んだらマズイしでそれ以来甘酒は僕の中で「出来れば二度と飲みたくないもの」リストに入ってしまったのです。
時は経ち、結婚もし、気付けば30代半ば。
もう甘酒と触れ合うこともなく一生を終えられるのだろうな、なんて考えていたのですが……。
ある日妻が言いました。
「明日から豆乳甘酒飲むわ」
と。
なんだそれやめてくれ。
そもそもお前、豆乳嫌いだし甘酒も大して好きでもないだろう?
どうせネットの情報で身体にイイ!なんて見ちゃったからいきなり言い出したのだろう?
そんなこんなで、もう一生飲まずに済むと思っていた甘酒と、僕は数十年越しの再会を果たすことになるのです。
――というわけで今回は、素敵なうんちを出したいあなたに贈る(男女問わず)、最低限知っておいて欲しい豆乳甘酒の素晴らしさと爆便っぷりをご紹介。
とにかく豆乳+甘酒は身体に良い
細かく書くつもりはありませんが、豆乳と甘酒の組み合わせというのはとんでもなく身体に良いようです。
豆乳だけ、甘酒だけでもそれぞれ栄養満点で有名ですが、この二つを混ぜることによって栄養素の吸収率が飛躍的に上がり、それはそれは身体に良い飲み物が出来るのだとか。
甘酒は「飲む点滴」とまで言われますし(これは病院でする点滴と成分がかなり近いから)、必須アミノ酸、ビタミン類、ブドウ糖、食物繊維にオリゴ糖と身体へのエネルギーに加え整腸作用のある成分まで多数含まれています。
そして豆乳は、豆ですから大豆由来のイソフラボンやタンパク質、ビタミン類も含みます。
他にも大豆の成分が女性ホルモンと似たような働きをすることでも知られています(あくまでも似たような働きであり、女性ホルモンが含まれているわけではないので注意)から、ホルモンバランスを整える効果も期待できます。
牛乳に比べて豆乳は脂質も少なく、ノンコレステロール。
豆乳すごい! 甘酒すごい!
……でも混ぜる必要ある?
と思うのですが、まず一つにはクセの強い甘酒を飲みやすくする為と、双方の栄養で足りない部分を補っているという理由があります。
さらに、吸収率がコウジ菌パワーで飛躍的に高まり、それぞれ単体で飲む場合よりも高い相乗効果を得られるのです。
ダイエット効果もある? 妻が少し痩せた
もちろん、妻が豆乳甘酒飲む! と言い出した理由の1つにダイエット目的であることが含まれているのは明白です。
豆乳甘酒の凄いところは、コップ一杯飲むだけでそこそこお腹に溜まること。
確かにこれなら栄養とタンパク質を摂りつつ一食分にしてしまうことが出来ます。
そして事実、妻のドムみたいだった足が、少しだけ細くなってきたのです。
豆乳甘酒飲み続けたから、というよりは食事量を豆乳甘酒を飲むことで減らしたからだとは思うのですが、まぁこれは凄いことです。
筋トレもしまくってましたが一向に痩せなかったようなので、数週間ばかりの豆乳甘酒で目に見えて細くなったので感動しているわけです。
で、僕もせっかくですしついでに朝飲むことにしているのですが……。
素敵なうんちがスルっと出るようになった
妻が少し痩せたのも、ハッキリ言って完全に豆乳甘酒の御蔭かどうかは全く不明です。
結局は自分の実体験しかアテには出来ないわけで、僕が唯一胸を張って言えること、それが
「めっちゃ良いウンコ出る」
ということ。
言い方が良くないですね。
素敵なおうんちがするりと出るようになりましたのよ、奥さん。
これだけは確実に豆乳甘酒効果だと思います。
僕は不定期ウンコマンでしたので、したくとも朝には出なかったり、1日ぐらいの便秘は日常茶飯事だったりしたのに、豆乳甘酒を朝に飲むようになってからはほぼ確実に、素敵な一本グソがスルリと出ています。
素敵なうんちというのは気持ちが良いもので、まるで聖なるオーラを纏っているかの如く、本当に「するぅッ」と出てくれるんです。
汚い話だなぁ、なんて思ってはいけません。
素敵なうんち、すなわち良い腸内環境というのは人間のあらゆる健康に直結するとても大事なことなのです。
この事だけを見ても、豆乳甘酒はすごい、と言えると思います。
甘酒の種類、豆乳の種類、混ぜる分量は?
まず、豆乳に関しては最も栄養成分が入っている無調整を文句なしでおすすめします。
甘い味がついているものは、余計な糖分が入っているだけでなく栄養成分量も少し少ないのです。
スーパーでよく見かけるやつで大丈夫です。我が家でストックしてるのはキッコーマンの無調整豆乳。
お店によっては調整豆乳しか置いてなかったりするので、キッコーマンのものに限らずとにかく「無調整」で探すと良いかと思います。
もちろん無調整豆乳が苦手過ぎる方などは無理せず調整豆乳でも良いと思います。
飲まないことが一番もったいないですからね。
甘酒は、米麹甘酒と、酒粕甘酒の二種類があります。
実は飲んでみると結構違う味をしているのです。
米麹甘酒は米のデンプンを糖に発酵の作用で変えているもので、自然な甘さです。
一方の酒粕甘酒は、文字通り酒粕を使用している為に若干のアルコールと、糖分が多く含まれています。
僕が大嫌いだった甘酒は、間違いなく酒粕甘酒でした。
確かに、米麹の甘酒は比較的飲みやすい。クセが完全になくなっているわけではないのですが、中途半端なアルコールのうえぇぇ感も無いです。
この米麹と酒粕、どちらが健康に良いのか? という問題は、それぞれに良い点があり一概に断定できません。
ただ、飲みやすくて余計なカロリーが少ないのは米麹の方ですので、僕は米麹甘酒をおすすめします。
ただし、出来る限り添加物が入っていないものを選んだ方が良いです。
甘酒購入の目安は成分表示を見るべし
甘酒は、ちょっとしたブームということもあって色々な種類があるのですが、同様に色々なワナが張り巡らされています。
それを見破る唯一の方法は成分表示を見ることです。
まず、今我が家にあるのは……
↑のマルコメの米麹甘酒です。
そして、ちょっと成分表示の名称と原材料名を書いてみます。
名称 | 甘酒 |
原材料名 | 甘酒(国内製造(米、米こうじ)) |
素晴らしい。
実は今我が家にはもう一つ違う甘酒も置いてあるのですが、それはいわば買うのをミスしてしまったもので、あまり飲んでいません。
なぜ「ミス」なのか? もう一つの甘酒の成分表も見てみて下さい。
名称 | 清涼飲料水 甘酒 |
原材料名 | 米糀加工品(米、米糀、食塩)、砂糖、澱粉、食塩/安定剤 |
比べてみると、まず名称に清涼飲料水とついていること、更にマルコメの甘酒に比べて色々な物が加えられていることが一目瞭然です。
飲み比べると、清涼飲料水とあるだけに凄く飲みやすいのですが、ちょっとジュースよりの飲みごたえであまり栄養感は感じられません。
ただこれも一長一短。本気の甘酒がどうしても飲めないのであればライトな甘酒から飲んでみるのもアリでしょう。
混ぜる分量は適当で
ここまで書いてきたように、とにかく豆乳も甘酒も栄養価が高いです。
どれぐらいの分量で混ぜるか? というのはご自身で飲みやすい量で調整すればいいのではないかと思います。
とにかく飲んでるだけで間違いなく良いものを摂取してる感はあるので、あとは飲むか、飲まないかだけです。
ただし、飲み過ぎはダメです。
お腹壊したり、カロリー摂り過ぎで逆に太ったりしますし、更に飲めば飲むだけ栄養が吸収されるというわけでもないです。
参考までに僕は朝だけ。
妻は朝と昼に飲んでいるみたいです。
また、色々とアレンジするのも美味しくのむコツ。
僕は豆乳と甘酒に、さらにきな粉を混ぜて飲んでます。
もうノンストップ爆便ブッパです。
まとめ
慣れてくると不思議と美味しく感じてきます。
飲み始めたばかりの頃は、「結局キサマは何と混ぜても甘酒じゃ!」
と思ってましたが、今は特にまずくも感じず(かといって超美味しいわけではないです)飲めています。
無理してまで始めるものでもないと思いますが、少しでも興味があれば挑戦してみて下さい。
美肌だダイエットだに関しては明言できませんが、少なくともめっちゃいいウンコ出る、これは間違いないです。
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