禁煙1ヶ月目あたりに強烈なラスボスがいた話【油断が最後の敵か】

少しでも誰かの役に立てばと思い、なかなかに若い時代からタバコを吸ってしまっていた僕の禁煙についての記事をいくつか書いてきました。

なんとですね、今回は本当にまだ吸っていないのです。

これはもしかしたら本当に非喫煙者の仲間入りができるのかもしれません。

禁煙を開始してからついに1ヵ月が経とうとしています。

そして前回最後に長めの禁煙を成功したときには1ヵ月付近で何故か僕は一本吸ってしまい、失敗したのでした。

一体なぜだったのか?

そんなに辛くなるような出来事は起きそうにないけれど、なぜなのか?

その最後のラスボスとも言うべき油断の正体が今回は少しだけ見えてきたのです。

ズバリ書いておきますと、

案外吸う前と変わらないな、と思うようになってきた

のです。

この油断がおそらく禁煙する上でのかなり重要な決戦になるであろうことは間違いなさそうです。

そして過去の僕が一か月我慢できたのに最後は吸ってしまった原因というのも、そのあたりにあるような気がします。

身体は確実に良くなってきているのに、慣れてきてしまった

これは僕の憶測になりますが、禁煙し始めた時と言うのはそれまでニコチンを摂取してコントロールしていた感情であったりストレスであったりが暴走してしまい、すごく精神的に不安定になりました。

しかし同時に急にタバコを吸うのをやめたために、体は急速に良い方向へ変わっているという実感が得られ、以前もタバコ記事で書いたように内臓の調子も良くなりご飯も美味しく感じるようになっていました。

それは幻想でも何でもなく実際に僕の体に起きた良い変化だったわけですが、1ヵ月近く禁煙を継続してきて、その体の調子の良い状態に慣れてきてしまった感があります。

するとなんだかんだで心の奥底でタバコを求めている僕の深層心理に住む悪魔が、

「なんだよ何も変わらないじゃないか。

普通に疲れるし劇的に調子が良いわけでもない。

これじゃぁタバコ吸っていた時と何も変わりはしないじゃないか。

それならストレス発散にタバコをバカバカ吸える人生の方がよっぽど楽しいんじゃないか?」

と囁きかけるのです。

この悪魔の囁きは本当に強烈で、何度も僕は「そうだよな、もう吸っちゃおう」と思いました。

当初劇的に良くなってきたと感じていた体の調子もなんだか落ち着いてしまったように感じられ、寝起きの良さも元通りになってしまいましたし、すごく疲れにくい気がしていたのもそんなに変わりない?と思うようにすらなってきています。

悪魔の言う通り、確かにタバコを吸いまくっていたあの時とあまり変わなくなってきたように感じるのです。

だとしたら、そわそわしながら我慢するような馬鹿なマネはやめて、今すぐタバコを買いに行って吸いまくっていた方がまだマシなような――ダメぇ!

危なかったです。

まさに悪魔の思うつぼ。

完全に今僕の思考は「吸ってしまおう」という方向へ向かってしまっていました。

それを踏みとどまる方法は、人によるでしょう。

最後の砦は人それぞれ

油断から生じる超強烈な誘惑の悪魔への対処法は、もう己との戦いになります。

ここまで禁煙出来たということは、身体のニコチンへの依存はかなりなくなってきていることでしょう。

しかしながらいまだに(あるいは永遠に)元喫煙者を苦しめるのが、精神的な依存です。

これは本当に下手したら死ぬまでつきまとうとても恐ろしい相手。

これと戦うには、それぞれが自分で乗り越える術を手に入れるしかありません。

僕が一番助けられている方法は、禁煙アプリを眺める作戦です。

何日禁煙が続いているかをカウントしてくれるようなアプリは無数にあるのでどれでもいいと思うのですが、その中でも「禁煙できた本数」というのが僕的には継続の活力になってます。

今日の時点で580本近い本数を吸わずにいられたみたいなのですが、580本ってなかなか衝撃です。

たしかに毎日1箱吸ってたので、ほぼ1ヶ月なのでそのぐらいになります。

わかってはいますが、実際その本数を吸いまくってたのか、と考えると結構恐ろしいことです。

また月に数百本吸う生活に戻りたい?

と自問することで、僕はなんとか踏み止まれています。

お金を払って、健康を害して、タンが絡んでせきも出て、肩身の狭い思いをして――それでも日々20本のタバコを吸い続けたいのか? と自問するのです。

答えは当然NOです。

でも、それでも吸いたい気持ちというのも禁煙のベテラン(悪い意味で)の僕にはよくわかっています。

健康もクソもないのです。

タバコが吸いたい。タバコはうまい。それだけでいいのです。

健康のことばかり考える人生が楽しいですか?

どうせ人間はいつか死んでしまうのです。

好きなタバコも、好きな酒も、しこたまやって死んでいった方が満足度高いような気がしませんか?

僕もこれからタバコを買ってきます、そしてタバコを吸わずにいた日々の分も吸いまくって――

ハッ!?

あぶない、また吸う方向に誘導されてました。

でもこれ、冗談ではなく禁煙中の思考回路というのはぶっ壊れた道筋をたどってタバコを吸うことを肯定しちゃったりするのです。本当におそろしいのです。

まとめ:結局は自分との戦い。そして最大の敵は油断。

1ヵ月も止められていると、あれ?これはもういけちゃったんじゃないかな、と思ったりもするものです。

しかしふとした瞬間、タバコを吸っていた日々のリラックスして吸っている情景が頭をよぎり、急激にタバコを吸いたくなるのです。

だめだめだめだめだめ、とにかく思い出してはいけないのです。

タバコをとにかく頭の中から排除した生活。

それがおそらく唯一の勝利への道。

まだまだ戦いの日々は続きます。

どうしても苦しい方はニコレットなどの力を借りれば大分楽になります!

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