【空気の流れを意識】最低限覚えておきたい効率よく部屋の空気を換気するコツ

換気

仕事で疲れて帰ってくると部屋の中が異様な空気に包まれている……。

そんな経験、誰もがあると思います。

我が家も古いマンションの一室暮らしですので、妻が一日中干物女暮らしをした日などは帰ってくると濃厚な生活臭が漂っていて「うえぇぇ」となります。

さらに僕の妻は大ヘコキでもあるので尚更です。

そんな時は、空気を入れ替え換気して正常な空気を取り入れたくなります。

しかし、換気も最低限のポイントを抑えていないと上手く出来なかったりしますよね。

というわけで今回は最低限覚えておきたい換気のコツをご紹介。

なぜ換気が必要なのか

換気扇っぽい巨大な何か画像

換気というのは、部屋の中の空気と新しい空気とを入れ替える作業に他なりません。

人間というのは悲しい事に生きているだけで様々な物を排出しています。

それは二酸化炭素だったり、ニオイだったり、熱だったりです。

更に生活している部屋にはカビ菌や湿気、さらに食べ物などに含まれるニオイやガスなど想像以上に色々な物が淀んで留まっているのです。

それをこまめに外に出し、新しい空気に入れ替えてあげることはとても大切。

本当は1時間に2回以上(かつ1回は5分以上)換気してあげるのが良いのですが、面倒くさいと思う方も多いでしょうし、出来る限りで大丈夫です。

とにかく、生活の中に「換気する」という習慣を入れることをまずは意識していきたいところ。

換気をしないと起こる事

換気なんてめんどくせぇからしなくてもいいでしょ、と思う方もいるでしょう。

僕も割と面倒くさがりですから結婚するまでは換気なんてちゃんと考えたことがありませんでした。

しかし、換気をしないでいると、前項に挙げた様々な臭気やガスの影響でめまいや倦怠感や頭痛などを起こす「シックハウス症候群」になってしまう可能性もあります。

がっつり病気レベルで発症していなくとも、空気の悪い部屋で長時間いると身体がだるくなったりしませんか? あれも軽度のシックハウス症候群と呼べるものです。

「シックハウス症候群」は他人事ではないということは肝に銘じておくべきことです。

もちろんシックハウス症候群だけでなく、換気しないことにより空気中のウィルスが増殖してしまったり、湿度の上昇によりカビが出やすくなったりもしますので換気はした方が良いに決まっている事なのです。

空気の流れを意識して換気する

朝の換気画像

では換気しましょう。

換気をする際に一番意識して欲しいのが、「空気の流れ」です。

至極当然とも言えますが、空気が流れていなければいくら窓を開けていようが意味がありません。

では空気の流れを作るにはどうしたらよいのか?

入口と出口を作る

空気の流れというのは人の流れと同じようなものです。

一か所しか開いている箇所が無い場合、入りたい空気と出たい空気とがぶつかりあって上手く換気出来ません。

ごった返す満員電車みたいなものですね。

「すみません降りまーす! 降りたいでーす!」

と人間なら言ってなんとか降りれるかも知れませんが、空気には意志も口もありませんから叫ぶわけにもいきません。

そこで、物理的にスムーズな空気の流れを作るには、入り口と出口を作ってあげる必要があります

しかし気を付けなければいけない点が、入口と出口は離れた位置に作ること

入口と出口さえ作ればいいと思って、例えば隣り合った二つの窓を両方開けても効果は低いです。

隣り合った窓では流れが生じにくいからです。

マンションの一室で例えるならば、ベストな例は玄関とベランダの窓でしょう。

風圧と温度差で流れが生じる

少し難しい話になりますが、空気の流れを作るには風圧と温度差が関係してきます。

温度差に関しては、冬に窓を開けると寒い空気がドッと部屋内に流れ込んでくるのを経験したことがあると思うのですが、温かい空気は外に出ようとし、冷たい空気は中に入って来ようとします。

これは、温かい空気というのは膨張しており密度が小さく、冷たい空気は縮められている為に密度が大きい為にそれぞれが中和し合おうとする作用の為です。

この作用は室内だけでも起きており、密度の小さく軽い温かい空気は上に行きやすく、反対に密度が大きく重い冷たい空気というのは下に行きやすいです。

しかし、換気をする上ではこの温度差を利用するよりは、風圧差を作ることで空気の流れを生み出す方が効率的です。

その風圧差で換気する方法というのがまさに「離れた場所に作る入口と出口」のこと。

空気の流れが作れた場合、当然ですが風はどちらかの方向に流れていくと思います。

まず風が入ってくる方向には押すような力が掛かります。

そして出口側には、出す力(引っ張る力)が掛かります。

これにより、どちらかの方向への「流れ」が生まれるわけです。

近い位置の窓を二つ開けてもあまり意味がない理由も、近すぎると風圧の掛かり方が同じになってしまっている可能性があるからですね。

温度差と気圧差を両方使った換気が最強

この項目のまとめですが、考えられる最強の換気というのは、冷たい空気が温かい空気の方へと流れていくことと、温かい空気というのは軽いので上に上っていくこと、さらに風圧による押す力と引く力全てを合わせた方法ということになります。

これらを全て上手く使うには、

2階建て以上の建物で一階の窓と二階の窓開けた場合

になります。

2階建ていいなぁ。

全く換気出来ないこともある

シンプルな疑問が浮かびます。

「風も全く吹いていない、かつ室内と外との温度が全く同じだったら、換気はできないの?」

という疑問です。

そうなのです、風のない完全無風状態、かつ温度差も生じないような状況だと、自然に換気することはいくら窓を開けていようが出来ないということになります。

完全無風も温度が完全に一緒もそうそうあることではないでしょうが。

しかし、そんな時にこそ使いたいのが扇風機や換気扇です。

強引に風を作ることができる機械を使えば、弱くとも流れを生み出すことが出来ますから換気はできます。

文明の利器、ってやつですね。

まとめ

換気をする上でとにかく覚えておきたいことは、

換気をするには空気の流れを作ること。

空気の入り口と出口を離れた場所に作ること。

この事を覚えておけばとりあえずは問題ないかと思います。

また、窓が一つしかない部屋もあるでしょう。

そんな時は、換気扇をフル活用するか、玄関を開けるかしてとにかく入口と出口を作ることを意識してください。

清浄な空気で快適な生活を送りましょう!

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