最低限覚えておきたいカフェイン含有量とカフェインの知識

最低限のカフェイン含有量

皆さんは日頃どのようにカフェインを摂取しているでしょうか?

やはり一般的なのはコーヒーなどの飲み物か、チョコレートあたりかなと思います。

目を覚ましてくれたり集中力を増してくれたりするカフェインですが、意外と危険な飲み方を知らず知らずのうちにしてしまっているケースも少なくありません。

今回はそんなカフェインについて最低限知っておきたいことをご紹介します。

意外と知らない? カフェインの多く含まれるもの

まずはカフェイン含有量が、一般的にカフェイン多めと言われている飲食物にどれほど含まれているのかを見てみましょう。

抽出方法によってカフェイン含有量は変わってしまうので、参考程度にご覧下さい。

コーヒー1杯  80mg

緑茶1杯  40mg

紅茶1杯  50mg

コーラ1本 10mg(公式ページ情報)

レッドブル1本 80mg

チョコレート100g 20mg

このように並べて見てみると、やはりコーヒーとエナジードリンクは多め。

また、お茶類やチョコレートなどは淹れ方や何チョコレートであるかでもカフェイン含有量は大きく変化してしまうのでその点には注意してください。

例えば緑茶でも、煎茶と玉露では実に8倍近くカフェイン量が違ったり(玉露の方が多い)、チョコレートでもハイカカオチョコレートだとカフェインはかなり増えます。

カフェインの効果

そもそもカフェインというのは何なのかというと、カフェインは、精神刺激薬の1つです。

大きなくくりで言えば、タバコのニコチンや、覚せい剤なども精神刺激薬に含まれます。

イメージのよくない覚せい剤などとは別に、医薬品としての精神刺激薬もたくさんあります。

カフェインも比較的安全な精神刺激薬であると言えますが、やはり摂取のし過ぎは後述しますが命の危険に陥ることもある成分です。

そして一般的には、なんと言ってもカフェインは覚醒効果です。

これ目当てで基本的には摂取しようと思う方が多いはず。

カフェインの覚醒効果は、カフェインが中枢神経を刺激して興奮作用などを起こす事で起きます。

覚醒作用の他には、解熱鎮痛作用、強心作用、あとオシッコしたくなる利尿作用もあります。

ただし絶対に覚えておきたいこととして、カフェインによる覚醒作用で疲労感や眠気が取れたと感じても、それは一時的なものであるということがあります。

根本の原因を解決したわけではなく、カフェインによる効果がなくなってくると疲労感と眠気が一気に襲ってくるようなことが起きるのもこのためです。

カフェインは取り入れてから1時間後には効いてきて、3時間後ぐらいには効果が半減します

そして、体内で代謝されて尿となって排出されます。

また、冷え対策記事でも触れたのですが、血管を収縮させる作用もある為飲み過ぎると冷えやすくなります

恐怖のカフェイン中毒

効くクスリには副作用もつきもの。

カフェインも例外ではなく、できればコーヒーなどのカフェインの含まれる飲み物は1日3〜5杯ぐらいまでにしておくのが良いそうです。

ちなみに中毒になる目安としては、短時間で何杯も飲むのが特に危険で、例えばコーヒーで言うと、

1時間以内にご自身の体重1kgあたり6.5mg以上のカフェインを摂取すると50%の確率で、

また、

3時間以内にご自身の体重1kgあたり17mg以上摂取すると100%の確率で急性カフェイン中毒になります。

仮にあなたの体重が60キロあった場合で換算してみましょう。

その場合、

1時間以内に390mg以上のカフェインを摂取すると50%でカフェイン中毒に。

コーヒーに換算すると4~5杯を一時間の間に飲んだらだめ、ということ。

また、

3時間以内に1020mg以上のカフェインを摂取すると確実にカフェイン中毒になります。

これはコーヒーに換算すると12~13杯。

流石にそこまでは飲めないとは思いますが、それこそネタ動画を撮ろうと冗談で飲むような場合、絶対に意識しておかないと命の危険にも繋がります。

なぜ〇〇時間以内なのかというと、代謝しきれないからです。故に短時間での大量摂取が危ないのです。

そして見て思ったかも知れませんが、全然飲めない量じゃないのです。

むしろ1時間以内に3〜4杯ぐらいなら僕も飲んだことあるかも知れません。

中毒の症状は、変に緊張したり、不安感におそわれたり、吐き気、動悸、あせりなどなど様々。

基本的にはしばらくすれば落ち着きますが、重症だと手足が痙攣したり錯乱したりすることもあるようです。

そして、稀にニュースでも見ますが、死亡してしまうケースもあります

これは本当に珍しいケースですが、個体差によってははるかにカフェインに耐性がない方もいるでしょうし、バカにはできません。

尚、半数致死量(半数の人が死んじゃう量)が、体重1kgあたり200mg。

さきほどの例と同様、体重60キロの場合で考えると、12,000mg。

コーヒー換算だと150杯飲んだら死に至る可能性が50%ということです。

流石に150杯は飲めませんが、無限に飲んでいいものではないことがわかります。

まとめ

うまく付き合えばあなたのパフォーマンスを上げてくれるカフェイン。

しかし最低限覚えておいて欲しいのが、

短時間に飲みまくらないこと。

血管収縮作用があること。

中毒になるリスクもあること。

です。

以上を踏まえたうえで、美味しく、そして上手くカフェインを摂取していきましょう。

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