デヴィッド・フィンチャー監督の最低限観ておきたいおすすめ名作映画

デヴィッド・フィンチャー最低限の作品

少し違った切り口で、エグ味もたっぷりななんとも言えない後味の映画を連発する鬼才デヴィッド・フィンチャー監督。

監督の名前を聞いたことがない、という方でも、作品名を聞けばきっとピンとくるはず。

例えば、今回の紹介には選出していませんが『ファイト・クラブ』の監督です。

常に賛否両論。そんな尖りまくった作品が多いのも良いところ。

好きですねぇ、フィンチャー監督。

多くの作品が、スカッと爽快「ああ面白かったぁ」という感じでは終わらないところが凄く好きです。

どちらかと言うと誤解を恐れず言えば「どよ~ん」となります。

もちろん、全ての作品がそうではありませんが、大体そうです。

故に、一度フィンチャー監督の雰囲気を味わうと、「フィンチャー感」を味わいたくてまた別のフィンチャー作品を観たくなるという中毒性もあります。

というわけで今回は、最低限観ておきたいデヴィッド・フィンチャー監督の名作おすすめ映画をご紹介。

衝撃のどよ~ん作品『セブン』

ブラッド・ピット主演、相棒役にモーガン・フリーマンと最強の二人で送る最高に後味の悪い、かつ完成されたサイコ・サスペンス映画、それが『セブン』です。

これが公開された当時は、僕もまだおこちゃまでしたので、観た時の「え? え?」感は今でも忘れません。

そして改めて観ると唸るほどに面白い。

観る人によってはフィンチャー監督を超嫌いになる可能性もあります。

でも僕は大好きです。

全体的にどよーんとしていて、観た後もどよーんとなります。

タイトル『セブン』というのはキリスト教における七つの大罪の事で、劇中も七つの大罪、高慢・嫉妬・怠惰・憤怒・強欲・暴食・肉欲が主軸となり物語が進んでいきます。

若いブラピと共に凶悪な事件に挑みたい方、そして全体的にどよーんとなっても大丈夫な方にはぜひ観て頂きたい作品。

U-NEXTなら無料で『セブン』を観れます。

翻弄されるなんだか怖い誕生日『ゲーム』

お次はそこまで有名ではないかも知れない隠れた名作『ゲーム』です。

マイケル・ダグラスが主演。この映画で僕はマイケル・ダグラスにハマりました。

誕生日に起こる数々の不気味で恐ろしい出来事。こんな誕生日は嫌だ感。

ネタバレ厳禁の映画ですから多くは語れませんが、全体的にやはり暗い雰囲気でフィンチャー感を堪能できます。

単純にラストまで観て「なんだそういう映画か」と思う方もいるでしょうし、もっと別の恐ろしいテーマを見出す方もいるでしょう。

やはり賛否あるであろうドヨーン名作映画。でもそんなに暗いお話ではないので安心!

雰囲気もゴーンな『ゴーン・ガール』

現代社会の夫婦のありかたを問われるこれまたフィンチャー感満載の恐ろしい映画、『ゴーン・ガール』。

結婚記念日の朝に、妻が突然失踪。

ベン・アフレック演じるニックは世間から妻を殺したと疑いを掛けられることに。

一方失踪した妻は……。

と、メディアも巻き込む壮大な夫婦トラブルの話なのですが、これは夫婦で観るのはオススメしませんね。

何と言ってもデヴィッド・フィンチャー作品。

奥さん役のロザムンド・パイクの演技が神がかっていることも加わり、男性からしたらめちゃくちゃ怖い映画になっています。

ネタバレしたくないので一言だけ観終わった後に僕が素直に思ったことだけ書きますと、「女性、こわい」です。

観終わった後には深いため息(満足感も込みで)が出る事必至の超名作。

『ゴーン・ガール』もU-NEXTなら期間中無料で観れます。

まとめ

他にもデヴィッド・フィンチャー監督は『ベンジャミン・バトン』とか『ソーシャルネットワーク』などの大作も撮っていますが、今回はあくまでも僕の感じるどよーんフィンチャー感を得られる映画で厳選しました。

ご時世的には全力おすすめはしにくいのですが、少しダークなトーンの面白い映画を観たいと思った時にはフィンチャー監督はすごくおすすめです。

尚、フィンチャー監督は『エイリアン3』で華々しく映画界にデビューしたのですが、興行的にもイマイチで「映画撮るくらいなら死んだ方がマシ」と一時期いじけまくっていたのだとか。

その悔しさもきっとフィンチャー感に入っているのだと考えると尚更味わい深いですね。

そんなデヴィッド・フィンチャー監督、次回作はゲイリー・オールドマン主演の『マンク』という映画を製作中とのこと。

名作映画『市民ケーン』の脚本家に関するお話らしいので、これまた新たな世界をきっと見せてくれるはずです。というかゲイリー・オールドマン主演がアツイ。

楽しみに待ちましょう。

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