27クラブという言葉を聞いたことがあるでしょうか?
これは、有名ミュージシャンやアーティストや俳優などが27歳で亡くなっている方が多いことからまことしやかに囁かれ始めた都市伝説の一種です。
特にイギリスやアメリカでは度々話題になることから科学的な検証もされています。
結論から言えば、偶然に過ぎません。
検証された結果でも、「確かに名声を得たアーティストなとが死亡するリスクが高まる可能性というのはあるが、それが27歳だけに集中するということはない」と結論付けられています。
まぁ冷静に考えればそりゃそうだな結論。
しかし、やはり27歳に亡くなっている有名アーティストが多いような気がするのも事実。
仮にジョンレノンや、レッドツェッペリンのドラマー、ボンゾことジョンボーナムなんかも27歳で亡くなっていたのであれば、僕も27クラブの都市伝説を支持したかも知れませんが、ジョンレノンは40歳、ジョンボーナムは32歳で亡くなっているのでクラブは無関係。
果たしてそこに何か見えない呪いのようなものがあるのかどうか?
今回はそんな最低限知っておきたい27歳で亡くなった有名人のオカルトな記事。
ジミ・ヘンドリックス
超絶歪みのエレキギターサウンドでロック界に大きな影響を与えたジミヘン。
今聞いたってめちゃくちゃかっこいいですから、生で聴けた人々は本当にラッキーです。
そんなジミヘン、実はメジャーデビューして超人気となってからわずか4年で亡くなってしまったのです。
死因は睡眠中の嘔吐による窒息死。
超スターの死というのは様々な憶測が飛び交うもので、ジミヘンもマフィアに溺死させられた説などもありなかなか物騒です。
そして言うまでもなく、亡くなった時の年齢は27歳でした。
1970年9月18日の事でした。
ジャニス・ジョプリン
しゃがれた感じの声がセクシーでかっこいいジャニス・ジョプリン。
大学生時代から麻薬は始めてしまっていたようで、独特なあの声もタバコ、酒、クスリで作られていったのかもしれません。
僕が以前バイトしていた飲食店でお酒とタバコ大好きなおばちゃんがいたのですが、ジャニスジョプリン顔負けのしゃがれかっこいい声でした。
まぁ簡単に言っちゃえば酒焼けってやつですかね。
話を戻してジャニス・ジョプリンですが、新しいアルバムを作る為に宿泊していたハリウッドのホテルの1室で死亡しているのを発見されました。
死因は、ヘロインのオーバードーズ(致死量を超えて摂取しちゃうこと)とされています。
1970年10月4日、27歳での逝去。
ジャン=ミシェル・バスキア
次はジャン=ミシェル・バスキア。
バスキアと聞くと、元ZOZO社長である前澤さんを思い出す方もいるかと思います。
ニューヨーク生まれのグラフィティアーティストであるバスキアもまた、27クラブに入れられています。
バスキアもジャニス・ジョプリン同様薬物に溺れてしまったアーティストの1人で、ヘロインなどの薬物に依存していました。
そして1988年8月12日、ヘロインのオーバードーズで27歳で亡くなります。
カート・コバーン
27クラブの都市伝説が人々の頭の中から消えかかっていた頃、またしても27歳の呪いが囁かれ始めるきっかけとなったのが、ご存知ニルヴァーナのボーカルであったカート・コバーンのショットガン自殺です。
とんでもなくカッコよくてオシャレで熱狂的なまでの人気を獲得していたニルヴァーナのボーカルの自殺ですから、世間に与えた衝撃は相当なものでした。
僕もアルバム『ネヴァーマインド』は持ってますし、なんといってもあのジャケット写真は有名ですよね。
死因については、妻であるコートニー・ラブによる暗殺説など物騒なものもありますが、精神的に不安定になることも多かった事は有名で、薬物服用からの自殺であるとされています。
1994年4月5日、27歳での早すぎる死。
余談ですが、僕の妻はなぜか(というのも失礼かもですが)、カートコバーンの妻コートニーラブのバンド「ホール」が大好きです。
興味あれば1度聞いてみて欲しいのですが、凄まじいです。
伊達にカートコバーンの嫁じゃないな、とも思いますし、よくここまで下品になれるな、とも思います(僕の勝手な感想ですので悪しからず)。
エイミー・ワインハウス
最高にかっこいい歌声で渋い曲を歌い上げていたエイミー・ワインハウス。
なかなかにロックな生涯で、スキャンダラスな事件も多く、逮捕歴まであるエイミー。
グラミー賞まで受賞しているのですが、薬物とアルコールへの依存も深刻で、2万人も集めた野外ライブで泥酔し過ぎて登場しまともに歌えずに何度も中断するような事件まで起こしています。
そして、2011年7月23日、ロンドンの自宅で遺体で発見。
死因はアルコール中毒。
アルコール依存と薬物依存を克服出来ず、呪わしい27クラブに入ってしまうこととなったのです。
またまた余談ですが、僕の妻はコートニーラブに続いてエイミーワインハウスも大好きみたいです。
まさか隠れ27クラブファン?
まとめ
27歳の早過ぎる死。
それは才能を刈り取る死神の仕業でしょうか?
それとも有名になり過ぎたアーティスト達が精神的に狂っていった成れの果てでしょうか?
今回この記事を書いていて僕が強く思ったのが、
みんな同じ人間なんだな
ということです。当たり前ですが。
どんな有名でビッグなアーティストでも、僕と同じように精神的に弱い部分があり、依存してしまうものがあり、時にそれに打ち勝てずに逃げてしまう。
そして確信を持って感じたのが、27クラブなんていうオカルトは所詮都市伝説に過ぎないな、ということです。
亡くなってしまった皆、27歳である事は偶然でしかないでしょう。
ただただ皆足掻きもがいてこの世を去ってしまったのが27歳だっただけ。
もし、バンドをやっていたりして、「おれは27歳で死ぬ!」なんて思っている人がいたらやめときましょう。
きっと27クラブの誰一人として、その歳で望んで死にたかったわけではないでしょうから。
ちなみに今回紹介した以外にもたくさん27クラブにカテゴライズされている方はいますので、気になるようでしたら調べてみて下さい。
日本人も、マリスミゼル(Gacktさんがいたビジュアル系バンド)のドラマー、kamiさんが入っていたりします。
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